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Date: Wed, 14 Mar 2012 08:24:08 +0900
From: Koji IOKU <ioku@mail.kankyo.tohoku.ac.jp>
Subject: [members-ml:00977] Re: ご報告など
To: members-ml@sophia-glee.com
Message-Id: <6.2.0.14.2.20120314075259.03fbad00@pop.kankyo.tohoku.ac.jp>
In-Reply-To: <ABB680E1E8B64A40A4566395F7313E5C@HOSODAFAMLYNO2>
References: <455318.57590.qm@web100004.mail.kks.yahoo.co.jp> <6.2.0.14.2.20120223165752.0414db80@pop.kankyo.tohoku.ac.jp> <ABB680E1E8B64A40A4566395F7313E5C@HOSODAFAMLYNO2>
X-Mail-Count: 00977

細田 様

 嬉しいメールを有り難うございます。お元気ですか。若者達は、
我々の希望です。彼らが健康で健全な精神を持ち続けてくれれば
きっと皆が前向きになります。演奏を楽しく聴いてあげてください。

 こちらでは3.11を静かな気持ちで迎えました。研究室のスタッフ
学生一同、自分達の幸せを噛み締めつつ、黙祷しました。あの日
帰宅できなくなった学生達、事務職員と大学に泊まりました。私は
歩いて帰ることのできる距離に自宅がありますが、とても帰る気に
ならず、建物内を1Fから6Fまで傘でたたいてまわり、おかしな音の
する場所を避けて皆の居所を決めました。トイレの使い方の簡単な
ルールを決めて、暖房の無い部屋でしのいでいました。外は雪が
舞っていました。ケータイ、メールは駄目でしたが、ワンセグだけが
情報源でした。自然は豊かで慈悲深く理不尽であることを嫌という
ほど知り、翌朝には不気味な静けさと道路の大きな亀裂、段差が
私たちをさらに打ちのめしました。しかし、すぐに水と非常食を確認
して(無造作な散乱物の中から発掘)、全員が3日間、外界と連絡
できなかったとしても、無事でいることのできる計画を立てました。
皆が寝不足であるにもかかわらず、誰も文句も言わず異常なほど
冷静で、驚くほど感覚が研ぎ澄まされていました。
 
 今日は、3月14日。ホワイトデーというのは、日本だけの習慣だと
聞いたことがあります。義理チョコに義理を返すことのできる幸せを
心から感謝しています。震災以来、いかにして生きるべきか自問
自答を繰り返しています。本日も、良い一日になりますように。

井奥
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At 05:29 12/03/14, you wrote:
>井奥どの
>
>来週、石巻市立雄勝中学校の生徒たちがハノーファーを訪れます。
>和太鼓クラブが津波で太鼓をすべて失ってしまったのですが、生徒たちが瓦礫の中か 
>ら引き出した古タイヤを太鼓に仕立て、和太鼓ならぬ輪太鼓として演奏活動を再開し 
>たとのこと。
>当地の日独友好協会の招待でドイツ各地への演奏旅行に来てくれることになったの 
>です。
>州首相官邸でレセプションがあり私も招待を受けたので行ってきます。
>
>細田
>
>----- Original Message ----- From: "Koji IOKU" <ioku@mail.kankyo.tohoku.ac.jp>
>To: <members-ml@sophia-glee.com>
>Sent: Thursday, February 23, 2012 9:45 AM
>Subject: [members-ml:00974] Re: ご報告など
>
>
>>鈴木 昭司 様
>>CC:OB会の皆様
>>
>> ご無沙汰しております。S59卒の井奥です。
>>現役時代、大変お世話になりました。あらためて御礼申し上げます。
>>鈴木さんの前向きな考え方、ご努力に心から敬意を表します。行政
>>書士の資格を取得されましたこと、心よりお喜び申し上げます。
>> もうすぐ3.11から1年です。鈴木さんも本当にご苦労されましたね。
>>あの日私は、バンコクから帰国し(東北大学の海外入試を実施後。)、
>>運良く仙台空港での難を逃れ、大学へ戻った直後に被災しました。
>>目の前のプリンターが飛び上がって、私と反対方向に投げ出され、
>>突っ張り棒は、ばねの様に飛び交い、研究室は壊滅状態で室内は
>>瓦礫の山と化し、研究室メンバーの名前を叫び続けました。揺れが
>>止んでから、同じ5階の住人達を全員屋外に退避させました。後に
>>知りましたが、あの1時間の間に震度5以上の揺れが8回あったよう
>>です。最大は震度7。横倒しの自転車が、地面から飛び上がる夢を
>>今でも見ます。研究室で飛散した化学薬品の臭いまで、夢に。
>> その後もまだ悲劇は続いています。自ら命を絶つ学生達が、今も
>>連続しています。ボランティア活動を一所懸命に行った者が、複数、
>>亡くなりました。善なる学生達を喪い、心が張り裂けそうです。また、
>>壊れた建物の修理は一切手が付いていません。マンパワーが不足
>>しているのです。私の研究室のドアも変形して開けることができなく
>>なり、電動ノコギリで切断。しかし、最近のTV報道などでは、県外の
>>工事業者が仙台に入り、飲み屋街は潤っているなどと伝えています。
>>全体像を捉えず伝えず、断片的に都合良く伝えているメディアに対し、
>>落ち込んでいる人々が大勢います。怒りの言葉もありません・・。
>> もうすぐ1年です。私は、今年を更なる行動の年にしようと思います。
>>最後とはなりましたが、貴兄の益々のご健康をお祈り申し上げます。
>>OB会の皆様のご多幸を心からお祈り申し上げます。
>>
>>********************************************
>>東北大学 大学院環境科学研究科
>>〒980-8579 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-20
>>TEL&FAX: 022-795-7407
>>E-mail: ioku@mail.kankyo.tohoku.ac.jp
>>HP: http://ehtp.kankyo.tohoku.ac.jp/ioku/index.html
>>井奥洪二 (IOKU Koji)
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