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Date: Fri, 7 Jul 2006 22:51:08 +0900
From: 中尾照夫 <nakao@mud.biglobe.ne.jp>
Subject: [members-ml:00177] Re: 8日 練習は柳河の「かきつばた」音取り、「Gloria」アンサンブルです。
To: <members-ml@sophia-glee.com>
Message-Id: <001401c6a1cc$668e7410$0300a8c0@nakao>
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X-Mail-Count: 00177

荻野様
ご無沙汰しています。
明日出勤で参加できません。大変心苦しく思っていますが何とか自習しておきます。

柳河風俗詩の詩の違いですが、多田先生の指示によるものです。
白秋の詩からとっていますが、いくつか版があったように思います。
多田作品については京大出で国語学者の深沢眞二氏が詳しく解説しています。
彼は国立国語研究所の教授で現在は 和光大学助教授だったと思いますが、学生
時代から男声合唱(TOP)をやっておられ、メンネルコール広友会、アラウンドでうたっています。
都度多田作品の詩の解釈をしておられ、多田先生がずいぶん詩を変えておられますが、 

深沢氏の国語学的解釈に基づくものが多いと思います。
北村先生、畑中先生、多田先生も深沢氏の解釈を尊重されずいぶん手直しをされてきました。
多田作品の演奏にはできるだけ新しい版の楽譜を使用すべきです。
(アラウンドの演奏会のたびに手を加えておられました)

深沢氏の解釈は現在メロス楽譜から「なまずの孫」という題で3冊の文庫本になって出版されて
います。直接深沢氏にたのんでもいいですし、ネットでも購入できます。ヤマハあたりでは店頭
にならんでいると思います。ちなみに「柳河風俗詩」は第3巻に収録されています。

柳川にいかれたことのない方は、柳川市観光協会でビデオが市販されています。電話でも
手配できるはずです。お試しください。
練習場で直接皆さんにお話できればいいのですが、次の機会にお話させていただきます。時間が
あれば皆さんにお伝えください。
                                      中尾照夫

	

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